日本酒とは?どんなお酒か初心者に向けて簡単に解説!

日本酒とは?どんなお酒か初心者に向けて簡単に解説!

日本酒とはこんなお酒

日本人であれば、日本の伝統的なお酒である日本酒のことについて、ある程度は知っておきたいですよね。
とうことで、日本酒の基礎中の基礎について解説してみます。

当サイトでは、日本酒と焼酎の違いについて解説していますので、興味がある方はこちらの記事もぜひご覧ください。

日本酒の造り方

日本酒の造り方ですが、ざっくりと以下のような工程を経て造られていきます。

  1. 精米
  2. 洗米
  3. 蒸し
  4. 製麹
  5. 酒母造り
  6. 醪造り
  7. 発酵
  8. 上槽
  9. 滓引き
  10. 濾過
  11. 火入れ
  12. 熟成
  13. 瓶詰め

これでもだいぶ端折りました。
精米と洗米の間には“枯らし”と呼ばれる作業が入ったり、洗米と蒸しの間には“浸漬”という作業を行ったりと、細分化するとさらに多くの工程を経て日本酒は造られています。

最大のポイントは、発酵と熟成。
発酵することでアルコール分が高まりお酒の形となります。
熟成させることでお酒の質が上がり、より旨みや香りが引き立つ分けですね。

日本酒の栄養成分

日本酒は健康にとても良いお酒と言われてるんですよ。
特に多く含まれているのはビタミンB6とモリブデンです。

ビタミンB6は筋肉や髪の毛、お肌を作るために必須のたんぱく質の働きをサポートする栄養素。
美肌や美髪効果、健康促進効果も期待できます。
モリブデンは、不足すると頻脈や多呼吸などの症状が出ることがあります。

過剰摂取はいけませんが、適度に摂取することでこうした症状の予防にも繋がるでしょう。
日本酒に含まれるアデノシンと呼ばれる成分は、冷え性などに効果的です。
血流を良くし体温を上げてくれるので、消化を助ける効果も期待できますよ。

様々な用途がある

日本酒は、実は飲む以外にも様々な活用法が存在しています。
例えば、料理。
ご飯を炊くときに大さじ1杯程度の日本酒を入れると、炊き上がった際にツヤが出てふっくら度合いが増します。

甘みが出ていることにも気づくでしょう。
肉や魚、野菜などの煮込み料理にも活用できます。
料理酒の代わりに日本酒を加えればいいだけ。
素材を柔らかくし、肉や魚の臭みを消しつつ甘みや旨味を加えてくれるので、一段階レベルの高い料理に仕上げることができるはずです。

日本酒に含まれるコウジ酸やアミノ酸、フェルラ酸といった成分の働きを生かすために、化粧水として活用する方法もあります。
純米酒の日本酒を同じ量のミネラルウォーターと混ぜ、グリセリンを数滴入れれば完成です。
敏感肌の人はパッチテストなどが必須ですが、簡単ですし何よりも健康的で艶やかなお肌を作り上げてくれるでしょう。

日本酒と清酒の違い

日本酒に興味を持つと、必ず出会うのが“清酒”という言葉です。
日本酒と清酒、あまり区別せずに使っている人も見かけますが、実際にはどのような違いがあるのでしょうか。

清酒は日本酒の一種

清酒と呼ばれるには、アルコール度数が22度未満でなければいけません。
その上で、原料は米、水、米麹が使われていることと、発酵と濾す工程を経ていることもクリアしなければいけない条件となっています。

日本酒との関係は?という点についてですが、日本酒にはアルコールに糖類などを加えた混成酒や、濾す作業を行っていないどぶろくなども含まれています。
一般的に日本酒といったら清酒のことを指しますが、厳密には日本酒という大まかな括りの中に清酒が存在するということになりますね。

清酒の種類

清酒には、使用されている原料や精米歩合などによって大まかに8つの種類に分けることができます。

  • 純米大吟醸酒…【原料】米、米麹/【精米歩合】50%以下/【特徴】吟醸造りにより固有の味と香りに仕上げられ、色艶が特に良い
  • 純米吟醸酒…【原料】米、米麹/【精米歩合】60%以下/【特徴】吟醸造りにより固有の味と香りに仕上げられ、色艶が特に良い
  • 特別純米酒…【原料】米、米麹/【精米歩合】60%以下(または特別な製造方法)/【特徴】味と香り、色艶が良い
  • 純米酒…【原料】米、米麹/【特徴】味と香り、色艶が良い
  • 大吟醸酒…【原料】米、米麹、醸造アルコール/【精米歩合】50%以下/【特徴】吟醸造りにより固有の味と香りを持ち、色艶が特に良い
  • 吟醸酒…【原料】米、米麹、醸造アルコール/【精米歩合】60%以下/【特徴】吟醸造りにより固有の味と香りを持ち、色艶が特に良い
  • 特別本醸造酒…【原料】米、米麹、醸造アルコール/【精米歩合】60%以下(または特別な製造方法)/【特徴】味と香り、色艶が特に良い
  • 本醸造酒…【原料】米、米麹、醸造アルコール/【精米歩合】70%以下/【特徴】味と香り、色艶が良い

“純米”の文字が入っているものは「純米酒」、それ以外のものは「本醸造酒」とカテゴリー分けすることが可能です。

日本酒の地酒とは

日本酒と地酒、この違いはどこにあるのでしょうか。
両者の関係性を整理しておきましょう。

地酒も日本酒の一種

そもそも地酒という言葉に明確な定義はありません。
ざっくりと言ってしまうと、ある地域だけで作られている固有のお酒を地酒と呼びます。

大手メーカーが作り全国の酒屋さんに流通するようなお酒は、地酒とは呼ばないわけですね。
さらに、京都の伏見や兵庫の灘など日本酒の有名な産地で作られたものも、地酒と呼ぶことはあまりありません。

すでに全国規模で飲まれているためです。
地酒は日本酒の一種と考えて問題ありませんが、基本的にはその土地へ行かなければ出会えない日本酒と考えておくといいでしょう。

有名な地酒

地酒として非常に有名で人気が高いものには、山形の「十四代」があります。
幻の日本酒とも呼ばれている銘酒ですね。

三重県の「而今」も人気の地酒の一つ。
誕生は2004年と最近ですが、全国規模で圧倒的な人気を誇っています。

海外でも人気を博している山口県の「獺祭」は、フルーティーな味わいが特徴の日本酒です。

現地の酒蔵に行って楽しむ

その土地へ行かなければ出会えない日本酒が地酒の特徴の一つと説明しましたが、現在では流通網やネット通販などの発展により、どこにいても地酒を手に入れられる時代となりました。
しかし、やはり地酒を楽しむなら、それが作られた土地へ赴くべきです。

特に酒蔵には一度は行ってみるべきですね。
お酒が作られる工程や歴史を深く知ることができますし、それが日本酒の美味しさを倍増させてくれます。

現地の料理などと一緒に楽しめば、より地酒の良さも感じられるでしょう。
いつもと同じ部屋で飲み比べるのではなく現地へ行って、造られた場所、歴史、自然、料理、空気などもいっぺんに楽しんでみることをおすすめします。

日本酒の単位や数え方

知っておくと便利かもしれない、日本酒の単位や数え方について説明してみます。

尺貫法による数え方

日本酒を数えたり測ったりする際に不可欠なのが“尺貫法”と呼ばれるものです。
すでに取引や証明などに関して尺貫法が使われることは禁止されていますが、日本酒に関しては体積や量を量る方法として今でも使われています。

日本酒の容積の単位

では、この尺貫法は、実際に日本酒でどのような使われ方をしているのか見てみましょう。

一合

耳馴染みのある一合という単位。
これをわかりやすい単位に直すと、180mlとなります。

一升

一升は10合と同じなので、つまりは1,800mlですね。

一斗

一斗は10升です。
18Lということになります。

一石

一石は「いっこく」と読み、10斗のこと。
つまり180Lです。

徳利とおちょこ

より雰囲気を楽しんで日本酒を堪能したいなら、徳利とおちょこは欠かせません。
お店などで飲むときは、この徳利とおちょこで飲むことが多いです。

徳利とおちょこにも、いろいろなサイズが展開されています。
徳利の定番は1合や2合サイズですね。
おちょこは2勺、3勺、5勺と、こちらも様々。

ちなみに2勺はだいたい36mlです。
1勺の10倍が1合となります。

まとめ

  • 日本酒は米を精米するところから始まり、発酵や熟成などを経て造られます
  • 日本酒にはビタミンB6やモリブデン、アデノシンなど美容と健康に良い成分が含まれています
  • 飲む以外にも、日本酒は料理や美容品としての用途もあります
  • 清酒は日本酒の一種であり、清酒は原料や精米歩合などによって8つの種類に分類することができます
  • その土地特有の日本酒を地酒と呼び、日本各地で品質の高い清酒が作られています
  • 地酒が造られた土地や酒蔵などを訪れることで、より深く楽しむことができるでしょう
  • 日本酒は1合や1升のように尺貫法によって数えられることが多いです
  • お店などでは徳利やおちょこなどで出されることが多く、これも日本酒の醍醐味の一つとなっています
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