賞味期限がない!?日本酒の最適な保存方法はコレ!

賞味期限がない!?日本酒の最適な保存方法はコレ!

日本酒には賞味期限がない

飲み物には通常、ボトルやラベルのどこかに賞味期限が記載されています。
でも、日本酒にはそれが記載されていません。
賞味期限や消費期限というのは口に入れるものが菌などによって劣化する可能性が高いものに設定されます。
日本酒はアルコール飲料ですよね。

アルコールには殺菌作用があるので、この菌の繁殖を防ぐことができるわけです。
これが、日本酒に賞味期限が記載されていない理由です。
その代わりに、日本酒にはそのお酒が作られた年と月、つまり製造年月が記載されています。

製造から長い年月が経ってしまうと、腐りはしないものの味や香りが変わってしまうことがあるので、飲み頃の目安を知るために、この製造年月が記載されているわけですね。

ちなみにこの製造年月は、日本酒をボトルの中に詰めた月(さらには日)が記載されています。
ワインは原料のブドウを収穫した年をヴィンテージとして記載しますが、日本酒は瓶詰め月(日)の記載なので区別しておきましょう。

日本酒の保存方法

日本酒はお酒なので腐ることはほぼないものの、保存方法を間違えると味や香りを損ねてしまうことがあります。
美味しく飲むためには、保存の仕方がものすごく重要なんです。

温度管理をする

温度は特に重要ですよ。
日本酒といっても製造方法などによって複数に分類され、それぞれ保存に最適な温度は異なります。
共通しているのは、“高温を避けること”と“温度を一定に保つこと”ですね。

温度が高い状態が続くとよからぬニオイ(老香)が発生してしまいます。
常温で保存できるものもありますが、基本的には低めの温度で保存したいところです。

激しく温度が上下すると、これもボトル内で反応が起こってしまい劣化につながります。
安定した温度が保てる場所で保管しましょう。

紫外線を避ける

紫外線も劣化の原因になるので注意してください。
防ぐべきは太陽の光だけではありません。

蛍光灯からも紫外線は出ています。
とにかく明るい場所を避けて保管するのが正しいやり方。

よく開け閉めするような場所で保管するのであれば、ボトルを丸ごと新聞紙で包むなどすることで紫外線を遮ることができますよ。

吟醸酒と純米酒の保存

日本酒というのは、なかなか奥の深いお酒なんです。
製造方法や精米歩合によって種類分けされていて、各種類で保存方法も少しずつ異なってきます。

例えば、純米酒と本醸造酒、さらには古酒に関しては常温で保存した方が良い状態を維持できるので、冷暗所に保存します。
生酒や吟醸酒に関しては5〜10度ほどで保存する必要があるため、冷蔵庫での保管がいいでしょう。

ちなみに、日本酒は種類問わず縦置きで保存することを心がけてください。
劣化しやすくなってしまうので、ワインのような横置きは基本NGです。

日本酒の古酒とは?

日本酒には「古酒」と呼ばれるタイプがあります。
日本酒を最大限楽しみたいなら押さえておきたい古酒。
このタイプの日本酒について紹介してみましょう。

引用:https://jp.sake-times.com/knowledge/word/sake_origarami#pjax

古酒の定義

そもそも「古酒」の定義ですが、酒税法など日本の法律で厳密に定められた定義は存在していません。
ただ一般的には、“酒蔵で3年以上熟成させた日本酒”が古酒と呼ばれています。
これは長期熟成酒研究会という組織が定めたもので、糖類を添加していないことも条件の一つとして定められています。

成熟古酒のタイプ

この熟成された古酒は、熟成の方法によってさらに3つに分類することが可能です。
一つは、常温で熟成された「濃熟タイプ」です。
熟成すればするほど色や香りが大きく変わるのが特徴で、本醸造酒や純米酒などで用いられています。

一つは、低温で熟成された「淡熟タイプ」と呼ばれるもの。
ふんわりとした苦味が漂う味わい深い日本酒へと育ちます。
吟醸酒や大吟醸酒に用いられている熟成方法です。

一つは、低温と常温の両方で熟成させた「中間タイプ」。
味わいも双方の良いところが感じられます。

古酒の味わい

古酒の魅力的なところは、熟成の仕方や期間によって味わいが変わるところです。
人間と同じですね。

人も環境や年齢によって見た目も性格も変わってくるもの。
それが独特の味や個性となって世の中を楽しませてくれているわけです。
日本酒の古酒もそのような感覚で飲んでみれば、もっと魅力がわかるはずです。
肝心の具体的な古酒の特徴ですけど、少し茶色く、しかし透明度の高い琥珀のような色をしているものが多いですね。

味わいは紹興酒に近い感じで、それにキャラメルのような甘さを持ったものも多くなっています。
若干焦げたような香りと苦味を持つ古酒も多く、なんとも奥深い複雑な味わいを楽しませてくれますよ。

まとめ

  • アルコールは殺菌作用を持っているため、日本酒には賞味期限が設定されていません
  • 賞味期限の代わりに、ボトル詰めされた月や日を示す製造年月日が記載されています
  • 日本酒は温度管理を徹底して保存することで風味や香りを長期間保つことができます
  • 紫外線の影響でも劣化してしまうことがあるので、太陽や蛍光灯の光の当たらないところで保管しましょう
  • 純米酒、本醸造酒、古酒は常温で保存し、生酒や吟醸酒は冷蔵庫で低温で保管することで品質を保つことができます
  • 一般的には、酒造で3年以上熟成し、糖類を添加していない日本酒が「古酒」と呼ばれています
  • 成熟古酒は常温熟成の「濃熟タイプ」、低温熟成の「淡熟タイプ」、常温と低温の両方で熟成された「中間タイプ」に分類できます
  • 古酒は琥珀色をしており、濃厚で苦味や甘味を持ったものが多い傾向があります
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